これからは、オフィスキッチンに要注目!? 成長している企業で、導入が急増中!?

〜実際にどんな使われ方をしているのか、導入企業に潜入取材〜

IoTやAI、画像認識、それらを組み合わせた画期的なサービスなど。世の中で話題の企業では今、オフィス環境の整備に注力していると言われています。ビリヤードやトレーニングマシンがあるオフィスも珍しくありません。狙いはどうやら、「生産性・クリエイティビティの向上」や「リクルーティング」にあるとか。
中でも最近、ホットなのが、キッチンのあるオフィス。その名も“オフィスキッチン”。日本でも導入している企業があると聞き、果たしてどんな使われ方をしているのか、潜入取材をしてきました!

【ハイブのオフィスキッチン事情】
新しい仕事は、美味しい“食”と“パーティ”から生まれる!?

チームラボのUI専門チームから独立したハイブは、その技術力とアイデアを活かして新しい仕事を次々とカタチにしています。しかし、スタッフは代表を含めわずか2名。仕事の数々は、じつはクライアントやパートナー企業などさまざまな人々とのコラボレーションから生まれていたのです。そんな奇跡のつながりのハブとなっているのが、まさにオフィスキッチン。 そのキッチンを起点として、時には打ち上げとして、時には新たなプロジェクトの立ち上げとして、月に一度、多い時には二度三度とパーティが催されているそうです。そこで、代表の望月氏に、オフィスキッチン導入のきっかけやこれからの展望などお話を伺いました。

ハイブ株式会社
チームラボにてUI専門のチームを立ち上げたメンバー2人によって設立。
フロントエンドだけでなく、バックエンドの豊富な経験も活かしてトータルで設計・開発を行う。

UPGRADE:
オフィスキッチンはいつから導入されたのですか?

望月氏:
独立する前から構想はありました。でも、そんなキッチンもあってオフィスもOKな物件があまりなく、物件探しは難航しました。ところが、ひょんなきっかけで、今のオフィスが空いたという知らせをもらい、内覧したらとても立派なキッチンと広々としたルーフテラスがあったので即決したんです。

UPGRADE:
キッチンありきの物件探しだったんですね。その理由は?

望月氏:
共同で会社を設立したパートナーも僕も、料理が共通の趣味の一つだったんです。なのでオフィスを探すときの条件に自然と「キッチンがあってパーティができる」という条件が入ってきました。料理はプログラミングに近い部分があるので、相性が良いのだと思います。モニターに向かっている時間が長いのでリフレッシュも兼ねています。
それに、美味しい食事とお酒があれば、自然と人が集まってくる。人が集まればアイデアや仕事が生まれる。そんなことが背景にはあったのかもしれません。でもまぁきっかけは、自分が好きだからですね(笑)。

UPGRADE:
なるほど! 確かに、美味しい食事とお酒があると、会話だってはずみますよね。実際、オフィスキッチンの効果はどうですか?

望月氏:
まず、クライアントとの打ち上げは、ココでやることがとても増えました。料理も美味しいし、お酒はもちよりだから、好きなものを比較的リーズナブルで飲めるし。何より、お店じゃないから時間の制限もなく自由に話したり笑ったりできるのがとても好評です。家族ぐるみで付き合っているパートナー企業とは、休日に子どもたちを呼んで定期的にホームパーティをしています。子どもや奥様などは、パパが普段どんなお仕事をしているのかの一端が垣間見れるし、パパとしても家族サービスを兼ねて、仕事仲間と堂々と飲める。お互いに絆を深めることができるので、まさにwinwinwinな成果があると思います。

UPGRADE:
オフィスキッチンは、クライアントからもパートナー企業からも、そして家族の皆さまからも大好評というわけですね。では、今後の展望は?

望月氏:
もっとたくさんの人が集まれる場所にしていきたいですね。クライアントやパートナー企業だけではなく、たとえば、オフィスキッチンで出会いが生まれアイデアが膨らみ、新たなサービスやスタートアップが立ち上がる、みたいに。

千代田区という東京のまさに中心にあるとは思えない、自由でゆっくりとした時間が流れるオフィスキッチン。ハイブのそこは、単なる食事をつくる場所ではなく、新しいシカケと仕事と絆が生まれる場所でもありました。

【サングループのオフィスキッチン事情】
福利厚生から発展したオフィスキッチンが、デジタル化して新たなビジネスモデルに!?

クライアントの要望に合わせて、システム開発を行ったり、常駐して運用などのサポートを行うIT企業サングループ。業務体制上、社内組と常駐組にセパレートされていますが、オフィスキッチンがまさに双方のハブとなり、コミュニケーションの中心にあると言います。
その秘密は、2台あるミドルサイズの冷蔵庫の中身(食材や冷凍食品、ドリンク、そしてアルコール)がすべてフリーなシステムと、定期的に社内外へ向けた“食”イベントを仕掛けるキッチン担当部署の存在でした。なぜ、このようなオフィスキッチンが生まれたのか、代表の菅野氏にお話を伺いました。 キッチンカウンター

キッチンカウンター向かいのカフェスペース

サンブロードバンド株式会社・サンシード株式会社
東京秋葉原オフィスをベースに、ビジネス基盤のIT事業に留まらず、果敢に新しい分野への挑戦を続けている。
その原動力は、20・30代を中心とした若い力。「よく遊び、よく学び、よく働く」。何事にも一生懸命に取組む姿勢を忘れず、時代ニーズに沿った柔軟性・積極性を持つ企業の姿を常に目指している。

UPGRADE:
とても立派なキッチンですね。キッチンスタジオも顔負けです。なぜこのようなオフィス環境に?

菅野氏:
主な目的は、福利厚生です。うちは若いスタッフが多いので、少しでも栄養のある温かいゴハンをお腹一杯に提供してあげたい。基本的にはそんな想いからキッチンを充実させています。

UPGRADE:
なるほど、それは何か参考にされたのですか?

菅野氏:
このオフィスは、2016年9月に引っ越したばかりなのですが、実はその前のオフィスにもキッチンはあったんです。ここまで大きくなく横幅1mほどの小さなものでした。それでも豚汁やチャーハンなどをみんなで作って食べていました。そんな企業文化が背景にあったので、引っ越しを検討する際にも、社内から自然とキッチン充実の声があがったのです。

UPGRADE:
代表の想いが社員の皆さまに伝わり、増幅した結果のオフィスキッチン、ということですね。評判はいかがですか?

菅野氏:
キッチンが予想以上の仕上がりになり、社員一同、大変満足しています。キッチン一帯をリフレッシュエリアと呼んでいるのですが、その名の通り、日中はお昼ごはんや一息つきたい時に利用したり、業務後は社内組はもちろん常駐組もこのオフィスへ戻ってきて、夕飯を作って食べてから打ち合わせ、というスタイルが多いですね。仕事が終われば、そのままお酒を飲むスタッフもいて、それがひとりふたり増え、気づいたらほとんどみんなで飲んでる、ということもありますね(笑)。

UPGRADE:
まさに、オフィスキッチンは、社員の皆さまの絆をつなぐ“ハブ”といったところでしょうか。

菅野氏:
料理をつくるのが好きな人が率先してつくり、苦手な人は配膳や片付けを担当する。そんな協力体制も自然と生まれるなど、社内コミュニケーションや結束を強めるには多いに役立っていると思います。

UPGRADE:
これだけ立派なキッチンです。福利厚生のみの利用ではもったいないのでは?

菅野氏:
実は、社内のキッチン担当部署からは、キッチンを有効的に活用した新たなビジネスアイデアがいくつもぼくの手元に届いていたりします。そのほかにも、社会貢献の一環として、弊社が共感したNPO団体様にご利用いただく計画もあります。
そして目玉は、映像撮影から編集・配信まで完結できる“デジタルキッチン”として新たなビジネスモデルを画策しています。もう間もなくプロジェクトが動き始めますので、期待していてください。

福利厚生から始まったミニキッチンが、キッチンスタジオを超える規模まで成長したように。サングループのオフィスキッチンは、社員のコミュニケーションハブから、新たなビジネスプラットフォームへ。オフィスキッチンの無限の可能性を垣間見た、素晴らしいキッチンでした。

オフィスキッチンがあると、人や情報が集まり、新しいアイデアが生まれる

両社とも個性あふれるオフィスキッチンでした。企業規模には関係なく、どうやらオフィスにキッチンがあるだけで、人や情報が集まり、絆も深まり、なにか新しいアイデアが生まれる。それは間違いのない効果なのだと実感できました。そんな噂が広まればきっと、有望な人材も集まってくるでしょう。日本でもオフィス環境に力を入れる企業が増えているのも納得です。ひょっとしたら今後は、就職や転職などの企業選びのひとつに、オフィスキッチンの有無を確認するのも良いかもしれませんね。 サングループ社オープニングパーティの様子

    

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