第一印象の決め手はニオイ!? 『オトナの清潔感』改善講座

年を増すごとに気掛かりになる。“加齢臭ケア”は早めが肝心

ビジネス・プライベート問わず、その後の人間関係にまで大きく影響すると言われる“第一印象”。好印象を持たれるよう、身だしなみを整えている方も多いと思います。
ところが、見た目以上に第一印象を左右する要素があるのです。それは“ニオイ”。印象値に関する調査では「不快なニオイは第一印象を最も悪くする」というデータも上がっています。つまり、どんなにキチンとした装いをしていても、ニオイで清潔感が損なわれ、悪いイメージを持たれてしまう可能性があるのです。

そこで心配になってくるのが、自分でコントロールしづらい“加齢臭”。一般的に男性に多いイメージですが、実は女性にも発生することをご存知だったでしょうか。年齢と共に誰にでも起こる可能性がありますし、不摂生な生活習慣が加齢臭を引き起こしてしまうこともあります。「まだ自分には関係ない」と思わず、加齢臭を抑え、悪化させない生活習慣を早めに取り入れておきましょう。

今回は皮膚科・美容外科・形成外科のプロフェショナルとして男女共に診療実績の豊富な赤坂ビューティークリニックの青山秀和院長に、加齢臭の原因と日常で実践できるケア方法を教えてもらいました。いまできるニオイ改善から、さらに清潔感を上げていきましょう!

赤坂ビューティークリニック 院長 青山秀和
2007年の開院から一貫してカウンセリングには時間をかけ、丁寧に説明をすることを心がけている。メリット・デメリットの両面をきちんと説明し、信頼の厚い診療、診察を行なっている。また、皮膚科・美容外科・形成外科のプロフェショナルとして、雑誌やWEBなど数多くのメディアにも出演経験がある。

【Lesson1】
まずは、加齢臭が発生するメカニズムを知っておこう

■加齢臭が発生する一番の原因は、体内の「脂」にあった
ろうそくやブルーチーズ、古い雑誌など。さまざまな例えをされる加齢臭のニオイ。共通するのは、ツンと鼻を突く刺激臭ということ。この原因となるのは、体内の脂肪酸(パルミトレイン酸)と過酸化脂質と結びついて作られる「ノネナール」という物質です。つまり、カラダの悪くなった(=酸化した)脂が、ニオイの原因となります。これに加え、タバコ、お酒、汗、口臭などが混ざったものが加齢臭と呼ばれています。

■Yシャツの襟元のニオイが気になるのは、「皮脂腺」が多い場所だから
体内で作られたノネナールは、皮脂腺から体外へと分泌されます。皮脂腺は耳の後ろ(特に襟元)、首、背中、頭皮、胸といったカラダの上半身に集中しているのが特徴です。満員電車などで他人の加齢臭が気になるのは、上半身が接近しやすい環境のためです。

■男性30代以降、女性更年期以降に加齢臭UP。最大の理由は「ホルモンバランス」の変化
脂が加齢臭の原因となりますが、痩せている人に加齢臭がないわけでも、太っている人に必ず加齢臭があるわけでもありません。重要なのは皮脂の量にあります。この皮脂と密接な関係にあるのがホルモンです。男性ホルモンが増加すると皮脂は活性化し、逆に女性ホルモンには皮脂を抑える働きがあります。これが年齢と共にノネナールが増えてしまう最大の理由です。

  • 男性
    30〜50代頃まで男性ホルモンが増加。この年代が加齢臭のピーク。60代を境に男性ホルモンが減少し、加齢臭も弱まっていく。

  • 女性
    更年期を過ぎた頃から女性ホルモンが減少。男性ホルモンの割合が増えることで、皮脂が活性化され加齢臭も増えていく。

また、ホルモンバランスに加え、不規則な生活、偏食、高血圧、肝機能低下、ストレスなども皮脂を活性化させる原因となります。

【Lesson2】
早めに&こまめに対策すれば心配ナシ! 加齢臭の簡単ケア

■関係ないと思っている人こそ要注意! 加齢臭のチェック方法
人間の嗅覚は一定のニオイを嗅ぎ続けると、慣れにより鈍感になってしまいがちです。常に鼻の近くで発生する加齢臭は、自分で気づけないニオイのひとつ。ケアが遅れないためにも、まずは簡単なセルフチェックをしてみましょう。

  • 襟元のニオイを嗅ぐ
    1日着たシャツなどを脱いで、5分ほど経ってから襟元のニオイをチェックしてみましょう。ツンと刺激を感じたら要注意です。

  • 皮脂腺をティッシュでぬぐう
    Lesson1でも紹介した耳の後ろ(特に襟元)、首、背中、頭皮、胸などにティッシュを強く押し当て、拭き取ります。よく嗅いでニオイを感じるようなら加齢臭が発生している可能性があります。

  • 襟元、枕の色を見てみる
    ノネナールは「水に溶けない」という特徴があり、衣類に付着した場合、なかなか落ちません。そのまま放置し、さらに酸化が進むと衣類の黄ばみとなります。

また、他人のニオイはなかなか指摘しづらいものですから、家族など親しい関係の人に聞いてみるのもひとつの手です。

■加齢臭ケアは「ニキビケア」と似ている
セルフチェックで「加齢臭があるかも・・・」と感じた方。ご安心ください。一番の原因となる皮脂をきちんとケアをすることで、加齢臭は改善可能です。
ところでこの皮脂。増えるとニキビや吹き出物の原因にもなりやすい物質です。つまりニキビケアと同様のケアが加齢臭には有効ということ。そのためのポイントをまとめてみました。

  • こまめに洗う
    皮脂腺のある部位を定期的に軽く拭き取るだけで、加齢臭の原因となるノネナールを除去できます。市販の携帯型ウェットティッシュなどが便利です。一度に強く洗ってしまうと、表皮ブドウ球菌が減少してしまい、肌トラブルの原因となるため、強くではなくマメに、を心がけましょう。
    また、頭皮は乾燥すると、より脂が出てしまう性質があります。頭皮のベタツキが気になる方は頭皮用化粧水などを使った保湿がオススメです。

  • 食生活を見直す
    肉やお酒は皮脂を増やしてしまうため、なるべく控えた方がベターです。
    ただ、ワインはノネナールを抑制するポリフェノールが多く含まれるため、適量ならオススメです。他にも、海藻や野菜はノネナールを抑えてくれます。

  • サプリを活用する
    ニキビ用のサプリは、加齢臭用のサプリとして代用できます。また、近年ではローズサプリが加齢臭改善として注目されています。

  • 適度に運動する
    ストレス緩和やデトックス、血圧を下げるために有効的です。特にストレスは脂肪酸をノネナールに変えてしまう活性酸素を増やしてしまうため、定期的に息抜きをしてなるべく溜め込まないように気をつけましょう。

【Lesson3】
ついてしまった加齢臭を染み込ませない! 衣類のケアも忘れずに

■その日の汚れは、その日のうちに。ガンコ汚れになる前に落としてしまおう
前項で紹介した通り、ノネナールは水に溶けない物質です。衣類に長く付着すれば、ガンコな汚れとなってこびりついてしまい、洗濯で分解しづらくなってしまいます。そのため、特にシャツなど上半身の衣類はまとめ洗いではなく、着たその日のうちに洗濯してしまうのがベストです。襟元など汚れやすい部分の洗濯は、過去記事『お気入りの服と長く付きあえる長持ち洗濯術』をご参考ください。

Haierの全ての全自動洗濯機には洗いからすすぎ、脱水まで10分で洗濯できる『お急ぎコース』が付いています。毎日忙しい方にもピッタリですよ。

■服だけじゃない! 加齢臭のつきやすい場所は家の中にあった
加齢臭ケアで見落としがちなのは、寝具リネンのお手入れです。最低でも夏場は週1、冬場なら週2に1回ペースでシーツ、布団カバー、枕カバーの洗濯を心がけましょう。
特に、皮脂腺に触れやすい枕は加齢臭のたまりやすい場所。そこでオススメなのが、枕をフェイスタオルなどで包んでしまう方法です。タオル交換だけで済むので毎日洗いやすく、清潔に保つことができます。

■たまには枕そのものも、キチンとお手入れしてあげよう
汗などが染み込んでしまう枕。洗える素材のものは定期的に洗濯を、そうでないものも日干しするだけでニオイを軽減できます。

  • 洗える枕の素材
    ポリエステルの綿(洗えないものもあるため注意)、パイプ、ビーズ等

※ご使用されている枕の洗濯表示に従ったお手入れをしてください。

ほんの少しの工夫で、第一印象は変えられる

加齢臭が発生してしまうのは致し方ないことです。ですが、自分から率先してボディケアや衣類ケアをこまめに行っていけば、十分改善できることが分かりました。こうしたケアを習慣化していけば、ニオイだけでなく立ち居振る舞いだって素敵になるのではないでしょうか。ぜひ、今回ご紹介したテクニックを暮らしのアイデアとしてご活用ください。

         

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  • 2017.04.05

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