100切り達成のポイントは、筋力よりも、体の使いかた!

フィジカルトレーナー直伝! スコアアップにつながる、ラウンド直前のゴルフ上達ストレッチ

フィジカルトレーナー吉田輝幸氏にゴルフのスコアアップが期待できるストレッチを教えてもらいました

30〜40代ともなると、仕事の付き合いや友人のすすめで、ゴルフをはじめました!なんていう人も多いのでは? せっかくやるなら、スコアはやっぱり100切りしたいのが本音ですよね。でも、ガッツリ練習というほどでもなくて…、そんな休日ゴルファーのみなさんに朗報です!

今回は、ゴルフのラウンド当日にやるだけでスコアが伸びる“都合のいい”上達ストレッチをご紹介いたします! 細かなテクニックは付け焼刃ではどうにもなりませんが、飛距離であれば、ちょっとしたことで改善が可能。
そして、ゴルフのスコアアップにもっとも効果的なのは“飛距離を出せるようになること”なのです。なぜならば、ちょっとテクニックが荒削りでも、飛距離が出せるようになるとミスした分をカバーできるようになるから。まずは飛ばせるようになることがスコアアップへの近道ってわけなのです。そんな、スコアアップの特効薬とも言えるストレッチを教えてくれるのは、トップアスリートやモデル、アーティストなどが通うトレーニングジム、「PCP」のフィジカルトレーナー&ディレクターを務め、TVや雑誌など各種メディアでも活躍中の吉田輝幸氏!
さぁ、上達ストレッチを実践して、あなたも夢の100切りを達成しましょう!

吉田輝幸
1975年生まれ。EXILEをはじめとするアーティストにとどまらず、様々なジャンルのアスリートのトレーナーとして活躍。正しい身体の使い方、正しい動きによって最高のパフォーマンスを引き出す「吉田コアパフォーマンスメソッド」を提唱。現在は、自らのパーソナルジム「PCP」において、フィジカルトレーナー&ディレクターを務める。また、多くのフィットネスクラブや専門学校でのパーソナルトレーナー養成やトレーニングマシーン開発補助にも携わり、テレビや雑誌などさまざまなメディアでも活動している。

筋力よりも、体の使い方が重要なワケ

ストレッチでなぜ飛距離が伸びるのか。その理由はズバリ、体がよく動くようになるからです。というのも、ボールを遠くへ飛ばそう!と考えている多くの方が勘違いしているのが、スイング時の体重移動の考えかた。
『右足にしっかりと体重をのせて、インパクトのときに左足にしっかり体重を移動させて力を込めて…』と意識をしている人が多いようですが、実はそれは大きな間違い。ゴルフの巨匠、ジャンボ尾崎さんのように過去には体重移動を意識したスイングで活躍された方もいらっしゃいましたが、時代が変わり、クラブが進化するのに伴い、スイング理論も変化しました。
最先端のスイング理論によると『左右に体重移動を意識するイメージは持たず、コマのようにその場で回転する』のが一番飛距離を出すのに適したスイングといわれています。ジャンボ尾崎さんほどの天才であれば別ですが、一般の人が無理に体重移動をして力でスイングしようとすると、写真の悪い例のように、体の軸もズレるので、ボールの弾道の安定性も欠け、明後日の方向にボールが飛んでいってしまいます。 この『コマのようにその場で回転するスイング』で飛距離を出すのに重要なのは、筋力ではなく、いかに体を回旋させることができるかどうか。肩甲骨と股関節を意識して、うまく回旋すれば、ムダに力を入れずともボールの飛距離は自然とでるようになるのです。筋力では男性に劣る女子プロゴルファーが、アマチュアの男性よりもボールを遠くに飛ばせる秘密は、この回旋にあるわけです。そして、体がうまく回旋できるようお手伝いをするのが、今回ご紹介するストレッチなのです。

このストレッチは「ジョイント・バイ・ジョイント・セオリー」と言われる、体を効率的に動かすための科学理論にもとづいています。簡単に説明すると、関節には“動くべき関節”と“固定すべき関節”という、関節ごとに役割が存在するのですが、その役割をきちんと果たせるよう、関節を最適な状態に整えるための動きが、今回紹介するストレッチメニューに含まれているのです。

そして、各関節が割り振られた役割をきちんと果たすことができれば、基本的な体を動かす能力が向上し、頭で思い描いている理想の動きを体が体現できるようになります。これは、ゴルフだけではなくあらゆるスポーツにも共通して言えることですから、今回のストレッチを覚えておいて損はありませんよ。

移動で凝り固まった体をほぐす、下半身のストレッチ

ほとんどのゴルフ場が都心部から遠く離れているため、車や電車で長距離移動をしなくてはなりません。
しかし、長時間座って固まってしまった体ですぐにスイングしようとしても、うまく体を回旋させることはできません。無理に飛ばそうとしてムダな力が入り、スイングを乱してしまうのです。ゴルフ場についたら、まずは体をほぐすことが重要です。そこで、ラウンドがスタートするまでのスキマ時間にできる、下半身のストレッチからご紹介します。早速はじめましょう。

【下半身1】 片足をもう片方の膝にのせ、腰を落とします。
おしりの筋肉をゆるめることを意識してください。

【下半身2】 お尻の横にある外転する筋肉を動かします。腰の横を意識して、姿勢が崩れないように注意しながら、写真のように足を真横に上げましょう。外転する筋肉を動かしやすくしておくとスイング時の横ブレを防ぐのに役立ちます。これを片足ずつ、左右とも行います。余談ですが、外転する筋肉は二足歩行をする人間だけについている歩行を支えるための筋肉です。年齢と共にたいてい筋力は落ちていきますが、大股を開いて歩けない場合は、この筋力が弱っているのが原因です。

【下半身3】 股関節の内旋(太ももを内方向に動かす動作)と外旋(太ももを外方向に動かす動作)がきちんとできるようになるストレッチです。
股関節を動かすことを意識しながら、写真の「2」のように、太ももを内側へと動かします。このとき、クラブに寄っ掛かったり、余計な力が入っていると姿勢が崩れてしまいますから、リラックスしながら股関節を回転させるイメージで行ってください。
ちなみにスイングするとき、下半身の動きで必要なのはこれだけ。もしも、他の部分が動いていると感じる方はスイングが正しくないのかもしれません。

ムダな動きを無くし、体を回旋させやすくする上半身ストレッチ

続いて、上半身のストレッチです。

【上半身1】 肩甲骨を動かしやすくするストレッチです。
ひじを体にぴったりとつけて、手のひらを上にして前に揃え、そのまま後ろに回します。これ以上は後ろにいかないというところまで回したら、元に戻します。
写真を参考に、肩甲骨を引き寄せるイメージで動かしてください。

【上半身2】 足を肩幅と同じ幅に開いて左手でクラブを持ち、右手は手のひらを上に向けて腰につけます。その姿勢のまま少し膝を曲げた状態で、右半身を背中側に回します。肩甲骨の下部分を動かすイメージで行ってください。左半身も同じようにやってみましょう。
スイング時に体を回旋しやすくします。

【上半身3】 肩甲骨のやや上くらいの位置でクラブを持って、目線は正面を向いたまま、手の位値を変えずに体を左右にひねります。

ラウンド前のストレッチ習慣で、スコアアップは夢じゃない!

いかがでしたか? これらのストレッチをすることで、肩甲骨と股関節がスムーズに動くようになり、飛距離を出すために重要な正しい回旋が行えるようになります。ゴルフにおいては極端に言えば、肩甲骨と股関節さえ動けば飛距離が伸びるスイングができるようになりますので、ぜひ実践してみてください。自分がイメージしている理想の動きに近づくことができるはずです。
ゴルフ当日の習慣として取り入れて、夢の100切りを達成しましょう。

    

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