夜景を制するものは恋愛も制す!

プロが教える、クリスマスのデートや告白におすすめの夜景スポット10選

全国各地でイルミネーションが点灯し、もうすぐやってくるクリスマス。今年のクリスマスの予定はもう決まっていますか? 恋人ムード漂うこの時期、彼女とデートの約束をしたり、好きな人へ告白を考えている人もいるのではないでしょうか。ロマンチックなムード満点のクリスマスの夜を演出するなら、夜景はかかせません! 今回は夜景評論家の丸々もとおさんに、クリスマスの夜景デートにオススメのスポットを聞いてきました。全国各地の夜景に詳しいプロだからこそ推薦できる、ただキレイなだけじゃない夜景スポットをご紹介します。夜景の魅力を知り知識を深めることで、いつもの夜景も違ってみえるかもしれません。ぜひ今年のクリスマス夜景デートの参考にどうぞ!

丸々もとお(MOTOO MARUMARU)
夜景評論家/夜景プロデューサー/イルミネーションプロデューサー/夜景観光コンベンション・ビューロー代表理事

1965年生まれ。立教大学社会学部観光学科卒。1992年『東京夜景』を上梓し、日本でも唯一無比の夜景評論家として本格的活動を始める。「夜景」の美しさを景観学、色彩心理学などをベースに評論するほか、民俗学、美術史、経済学、文学から宿泊、飲食、その他サービス業まで、他ジャンルとの関連から夜景の本質を浮き彫りにする独自の「夜景学」の構築に取り組んでいる。テレビ東京系「ソロモン流」では夜景の賢人として紹介。執筆活動のほかにも多方面で活躍中。夜景検定(夜景鑑賞士検定)、イルミネーション検定総監修。

※商標登録『夜景評論家』第4408194号 ※照明コンサルタント(一般社団法人照明学会認定) ※ボーイスカウト埼玉県連盟広報大使

夜景の色が作り出す心理効果

実は夜景はきれいなだけでなく、心理効果もあるのはご存知でしょうか。そのことを知っていると夜景選びが何倍もおもしろくなるので、おすすめスポットを紹介する前に、まずは夜景による心理効果についてお伝えします。
昼間の景色は「明るく見てすぐに理解できる=具象絵画」のようですが、夜の暗い場所は「抽象絵画」と同じで想像をかきたてイマジネーションやインスピレーションも働くため、頭が冴えて会話もひろがるなどの効果があります。夜景は、昼間には出ない内面に秘めた深層心理が働くため、心が打ち解けやすくなるんだそうです。そして夜景にはいろいろな種類がありますが、中でも光の色には理由があります。

【オレンジなどの暖色系夜景】
自律神経を刺激するので、気持ちが元気になったり興奮させる効果が期待できます。勇気をふりしぼって告白するなら、暖色系の夜景でしたほうが、自分も情熱的になりやすいし相手にもその情熱が伝わりやすいですよ。

【ブルーなどの寒色系夜景】
心を落ち着かせてくれる効果があり、緊張すると焦りやすいタイプで、落ち着いた気持ちで告白をしたい人は寒色系の夜景がおすすめです。

情熱的な告白をしたい人にオススメの暖色夜景5選

あしかがフラワーパーク
関東三大イルミネーションのひとつ。その名の通り、フラワーパークの園内がイルミネーションで彩られる。暖色系の藤棚、LEDで作られた赤い薔薇など、その色彩だけでなく、雰囲気全体がロマンチック。

横浜マリンタワー
360度の横浜夜景が楽しめる展望台からの夜景のうち、山下埠頭や本牧ふ頭側がオレンジ色に染まる。その正体はクレーン作業をフォローする高圧ナトリウム灯。オレンジ色が煌々と灯され、空までも染め上げる。晴天よりも、光が乱反射する曇天がおすすめ。

青海南埠頭公園
東京都心部のオレンジ色の埠頭夜景を楽しむならここ。対岸の大井埠頭、公園のすぐ南側の青海埠頭には、その形態からキリンと称されるガントリークレーンが立ちはだかり、オレンジ色の光を強烈に放っている。

川崎マリエン
日本夜景遺産に認定されている360度回遊型の展望台。近隣は工場地帯ゆえ、プラントの光も楽しめるが、それよりも間近にオレンジ色の光に照らされた埠頭や倉庫群が目に入る。晴天なら、夕暮れに染まる東京湾も見どころ。

浅草寺
雷門から宝蔵門に至る表参道の両側にはみやげ物や菓子などを売る「仲見世」が立ち並ぶ。江戸開府400年記念事業として本堂・五重塔・宝蔵門・雷門のライトアップを始めた。赤々と染まる五重塔は中々のインパクト。スカイツリーの完成により新旧建造物2大ライトアップの競演も楽しめるようになった。

落ち着いて告白したい人にオススメの寒色夜景5選

永代橋
日没から青色にライトアップ。水面に色彩が映り込み、波面が青々と光輝く。永代橋上よりは、隅田川の河川敷の散策路から眺めるのがベスト。

横浜港大さん橋国際客船ターミナル
立体的なフォルムを描くみなとみらいの夜景。デザイン的な魅力満載のビル群の背景や広がる港は日没直後から青々と染まる。ブルーモーメントと称される夜景の中でも美しい瞬間は湾岸部で楽しむのに限る。

飯岡刑部岬
小さな漁港と九十九里の湾曲する海岸線が美しい夜景。海や空が広い夜景ゆえ、ブルーモーメントの色彩が広く展開。点在する町明かりは牧歌的で、日本の原風景のよう。

タワーホール船堀
東京都内の穴場系展望台。荒川近くに立ち、視界は360度。特に東側から眺められる大パノラマはレアで、荒川沿いの広大な平野部に広がる青々とした夜景も素晴らしい。

櫛形見晴らし平
甲府盆地の西、南アルプス連峰の前衛。和櫛のような丸みのある形状がその名の由来。天候に恵まれれば、右手に青々とした富士山が見える。山梨の日本夜景遺産地として最も高度があるため、スケール感は群を抜く。

色にみる心理効果を味方につけた夜景デートを!

ロマンチックなデートも、きらきら輝く夜景のキレイな一面だけじゃなく色による心理効果も考えながら選ぶことで、告白の成功率も上がるかもしれません。ですが、注意してください! 実は男性の方がロマンチックな傾向が強く、女性は現実的な部分もあるため、キレイな夜景の前でもお腹が空いていると集中できなかったりするので、夜景を見に行く前には、しっかりとお腹を満たしておきましょう。
また、夜景の魅力に見惚れていると身体も冷えてしまいがち。特に女性は男性よりも寒さに弱いので、夜景を見る時にはマフラーを貸すなどの気遣いも大切です。そんなさりげない優しさに女性は安心感を覚えるので、心の距離もきっと縮まるはず! 今年は夜景の色を味方につけて、素敵なクリスマスを過ごしてくださいね。