イエ飲みをUPGRADEする、マグロの解体SHOW

楽しい! 美味しい! 参加型解体ショーでイエ飲みが異次元空間に!

みなさん、あけましておめでとうございます。今年もUPGRADEを、どうぞよろしくお願いいたします!

さて、年末年始はいかがお過ごしでしたか? 我々UPGRADE編集部は、某スタッフの家に集まって、新年早々イエ飲みに興じていました。これまで、ギャザリングや、一風変わったレシピなど、こだわりのイエ飲みアイデアをご紹介してきた我々が、自信を持ってお届けする新年最初のイエ飲み企画は、ズバリ、『マグロの解体ショーを自宅に呼んじゃいました!』。「え? 自宅にマグロの解体ショー?」と思われる方もいるかもしれませんが、今時は簡単に呼ぶことができるんです。というわけで、1,000回以上のマグロ解体ショー実績をお持ちの鮪匠(まぐろのたくみ)さんをお招きし、いざ決行と相成りました!

電話1本で、マグロの解体ショーがやってくる!

マグロの解体ショーはどうしたら家に来てくれるのでしょうか? 答えは簡単、電話をかけるだけ! ミッションコンプリートに向け、数々の難関を思い浮かべて奮い立っていた編集部、あまりの手軽さに拍子抜けしたのは言うまでもありません。
電話で伝えるポイントは、次の3つ。

  • 予算(1人あたりの予算×参加人数で合計を出しましょう)

  • イエ飲みの趣旨(誕生日会、ご近所仲間の懇親会、はたまた美味しいお酒が手に入ったので旨い肴で飲みたい!など)

  • 部屋の広さ(三畳以上のスペースがあれば来てくれます)

そうすると、最適なプランを提案してもらえます。
予算や日程などプランが決まれば、あとは職人さんと新鮮なマグロがわが家にやってくる、という寸法です。

こちらがすることといえば、事前にお部屋をささっと片付けて、当日は座して待つだけ。

とはいえ、「部屋が魚臭くなるのでは?」とか「床とかキッチンが汚れないか?」と心配になるものですが、ノープロブレム。鮪匠さんでは、事前に血抜きしてヌメリを拭いた状態でマグロを持ってきてくれますから、魚臭さはほとんどありません。解体前に床や壁をきっちり養生してくれますし、食器にラップを巻いておいてくれたり、トレイや使い捨ての容器を持ち込んで、洗い物が発生しないように気配りしてくれますから、何も心配はいりません。

解体ショーの主役たち

さて、本日の主役たちを紹介しましょう。 まずは、解体ショーのプロ、鮪匠代表の大将・木村さん。取材と聞いて、自ら駆けつけてくれました。ちなみに、後ろに背負う大漁旗は、大将自らデザインした力作だそう。 写真ではお伝えできませんが、大将が自ら作詞作曲歌唱のすべてを手掛けたマグロ解体ショーのテーマ曲もエンドレスリピートされ、目も耳もマグロ気分を盛り上げます。
「適正な価格で、最高のマグロをお届けしたい」という想いから様々な活動をしているという木村さん。はじめは店舗で解体ショーを始め、その後、マグロの啓蒙活動の一環として出張するようになったとのこと。そのエンタテインメント精神溢れる仕事ぶりに、企業の納会や、集客イベント、さらには結婚式の余興など、引っ張りだこだそうです。

そして、大将と一緒にやってきた真の主役・マグロは、「マグロの王様」クロマグロ! ちなみに大将の説明によると、マグロ属にはクロマグロを含め7種類ほどのマグロがいるそうです。クロマグロに加えて、インドマグロ、メバチ、キハダ、ビンナガ、クロヒレ、コシナガといった具合。その中でも希少ゆえに高値で取引されているのが、今回やってきたクロマグロ! しかも、クロマグロの旬は寒い時期、つまり今がまさに脂がのって最高に美味しい時期だという大将の言葉に、一同ごくり。

まるでLIVEのような、参加型解体ショー!

コンポから大将の豪快な歌声と祭りを彷彿とさせるミュージックが鳴り響く中、まずはケーキ入刀ならぬカブト入刀です。 今回は大将と編集部スタッフの共同作業ですが、結婚式では、ケーキ入刀の代わりに行われることもあるんだとか。 無事にカブトが落ちたところで、一同大盛り上がり

次はカマと呼ばれる胸ビレの部分を落とします。1匹のマグロからたった2本しかとれないとても貴重な部位で、非常に脂がのっています。俗に言う、カマトロになる部分ですね。ちなみにカマの名前の由来は切り落とすと「鎌」のような見た目だから、だそうです。 ひとつひとつの手順を丁寧に説明しながら見事な手際でさばく大将

手際良く解体を進める大将。その、惚れ惚れするようなマグロさばきに見入る参加者たち。カブト入刀の時は恐る恐る遠巻きに見ていたのが、徐々にマグロと大将を取り囲み、スマホのカメラでパシャり。めったに目にする機会のないシーンですから、撮影したくなってしまいますね。

ここで大将からマグロの豆知識。
マグロは紡錘形(ぼうすいけい=円柱形で、両端がとがったもの)の形状なので、水揚げされてからは常にどちらかに横たえた状態で置かれているんだとか。その時に、常時上になっているほうが『上身』、常時下になっているほうが『下身』と呼ばれて区別されます。下身は上身の重さを受けるので身割れする危険があり、鮮度が落ちやすいと言われ、上身のほうが少しだけ価値が高いそうです。ただ大将曰く、味に大差はないとのこと。

参加型だから楽しい!

解体ショーはそろそろフィナーレ。2人がかりでないと扱えないような巨大包丁でマグロを解体していく大将の「ヨイショ!」の掛け声に合わせて、我々オーディエンスにも「ヨイショ!」の合いの手が促されます。
大将と我々の「ヨイショ!」のかけ声がシンクロし、この日いちばんのボルテージとなる現場(編集部スタッフ自宅マンション)。

そして無事、解体成功! 拍手〜!

無事解体されたマグロを部位ごとに切り分けたのが、こちらの写真。 この3つの塊で、『上身』全てです。頭に近い部位、写真の右から順に、『腹カミ』、『腹ナカ』、『腹シモ』と呼ばれ、頭に近い部分ほど高値で取引される傾向にあるそうです。特に、『腹カミ』はもっとも価値がある部位で、メディアで「超高級大トロ」としてとりあげられるのがこの『腹カミ』の大トロです。もちろん、大トロだけでなく赤身も絶品で、特に『中落ち』は、「魚の旨いところは骨のまわりの身」と言われるだけに筆舌に尽くしがたい美味しさがあります。 幸運にも中落ちの試食にありつきニッコリな編集部員

この『中落ち』の他にも、さばきたての解体ショーだからこそ食べたい部位が盛りだくさんです! 特に大将のおすすめは、マグロのお腹の一番下の部分、『砂ずり』と呼ばれる部位。大トロの中でも非常に脂がのっている部位で、旨味が凝縮されているのが特徴です(地面にお腹が擦れる箇所だから『砂ずり』と言うんだとか)。そのまま食べても美味しいですが、軽く火で炙って酒の肴にすると最高とのこと! 他にも、1尾のマグロから数百グラムしか取れない希少部位、まぐろのえらを動かす筋肉を切り出した『ほほ肉』や、コラーゲンとDHAたっぷりの『マグロの目玉』、さらに、ステーキにすると美味しい『マグロの尾』など、希望を出せば最適な調理法で食べさせてくれますよ。

お待ちかね、いざ実食!

さばいたマグロは様々な食べ方から好きなものをチョイスできるのですが、今回はもっともオーソドックスな食べ方の一つである、『握り』にしてもらいました。回らない寿司店でもなかなかお目にかかれないようなとびきり新鮮で分厚いネタに一同歓喜! 大トロ、中トロ、赤身、それぞれ2貫ずつの計6貫のマグロづくし、贅沢の極みです。 目の前でさばかれた鮮度バツグンのマグロをくつろぎのイエ飲みスタイルで味わう、これ以上ない至福の時間です!

それでは、乾杯! 「く〜っ! 最高!」美味しさのあまり喜びを隠しきれない編集部スタッフ

もちろんお寿司以外の食べ方も鮪匠さんに相談することができます。どんな食べ方が人気か訊ねたところ、『マグロ丼』や『マグロづくしの舟盛り』のリクエストが多いのだとか。真っ赤に彩られた舟盛り! さぞ豪華なことでしょう。

食べきれなくても心配無用! お土産セット完備です

大の大人が寄ってたかってもクロマグロ一匹をまるごと食べきるのは至難の技。けれど、鮪匠さんではお土産セットが完備されていますから、ご安心を。人数分に持ち帰りやすく小分けにしてくれます。

家に持ち帰ったお土産セットは、普通に冷蔵するよりも冷蔵庫のパーシャル室で保存するのがベター。パーシャルなら鮮度もおいしさも保てるので、当日でなくても美味しいマグロが楽しめますよ。 パーシャルなら微凍結だから、鮮度もおいしさもキープ!

-翌日-

小料理屋気分でマグロを盛りつけたら、ちょっと豪華な晩酌セット完成! いただきま〜す。
(モグモグ……)

1日経ってもなんて新鮮!
焼酎にぴったりで箸が止まらない…。
(モグモグ…)

それにしても…。 …一人は……寂しい…(笑)。
昨日は楽しかったなぁ…。

イエ飲みにおける最上級のエンタメ、それが解体ショー!

いかがでしたか? いつものイエ飲みがエンタテインメントになった様子が少しでも伝わったでしょうか。実際に解体ショーを呼んでみて感じたのは、まず、思ったよりもお手軽! ご紹介した通り、すべてプロによりお膳立てされているので、本当に何も用意することはありません。そして、何といってもさばいたばかりのマグロをみんなで食べるのが格別に美味しい! これは、マグロ自体がとびきり新鮮なのはもちろんのこと、ショウアップされたひとつひとつの工程にワクワクし、盛り上がってワイワイ食べるのが本当に楽しいからに違いありません。この珠玉のイエ飲み、みなさんもぜひお試しください!

【おまけ】いつもの部屋が、マグロの解体ショーに変わっていく様子

※木村さんが行っている活動の中でも特に力を入れているのが、マグロの解体ショーのクオリティを一定水準以上に保つこと。以前は、マグロの解体ショーと銘打ってはいるものの、職人が黙々とさばいて見せるだけというものが多かったんだとか。また、用意されるマグロの品質や価格にも明確な基準がなかったそうです。
そこで、木村さんは2009年に一般社団法人全国鮪解体師協会(JADT)を設立。マグロ流通に関わる協会有識者メンバーにより、マグロ解体師の資格認定制度、及びマグロ品質基準「Quality assuranceマーク」制度の設立、その定義を定めるに至りました。
失敗しないマグロの解体ショーを開催するために、JADT公認のマグロの解体ショーの証である「マグロ解体師認定証」とマグロの品質をご確認いただくことをお勧めいたします。

    

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